のこのこバンコク

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仕事のために別居婚を続けるか、駐在妻として帯同するか

現在、私は夫に帯同してバンコクに暮らしていますが、夫のバンコク駐在が決まってからすぐに帯同したわけではありませんでした。実はその前も飛行機の距離で単身赴任(別居婚)をしており、当時はいろいろ思うことあったので、心情をまとめました。なお、結婚して数ヶ月しか一緒に暮らしていません!

 1.別居婚中の感想

 

①とても気楽

もともと一人暮らしをしていた私にとって、別居婚は元の生活に戻るだけ。誰にも配慮せずに、飲み会行き放題、残業し放題。私の場合は、途中でハードな部署に異動になってしまったので、月100時間近く残業することもありました。

②1人暮らし×2人分の生活費とぶっ飛ぶ交通費

結婚したときは、ダブルワークだからお金が貯まるね!と思っていたけど、別居してしまったらお互いに一人暮らしのため、2世帯あるようなものです。その上、もともと借りていた家は2人用の広さだから余計に家賃がかかる。そして極めつけは交通費です。飛行機の距離なのでかなり家計を圧迫していました。(ですのでマイルを貯まるのに熱心になってこんな記事を書いています→)飛行機に乗らずにJALマイルを貯める!① - のこのこバンコク

 ※ただし、会社によって別居手当が出ると思うので、そのぶん家計が救われることはあります

③先の見えない不安

何も考えずに仕事に邁進する日々はそれなりに充実していたものの、会社を辞めない限り、いつ夫と暮らすことができるのか先が見えず、不安ではありました。

終わりの見えない別居に追い打ちをかけるのが第三者に「寂しくないの?」という質問をかけられることでした。寂しいに決まってるよ!!でも「寂しい」って答えたら、「ついていく」「じゃあ今やってる仕事どうするの?」となる。

女性が仕事を続けたい、だから別居というのがワガママのような捉え方をされて、「旦那さんかわいそうだね」と言われたこともありました。なぜ夫だけ?「この先どうするの?」「子どもはどうするの?」それは私も知りたい!「結婚している意味がない」「絶対ご主人遊んでるよ」ほうっておいてくれ!

その後、私自身にも海外転勤の打診が来ました。とてもありがたいことだったけど、海外同士の別居に限界を感じ、退職して今の帯同に至ります。

2.でも今の日本の雇用慣行で、女性の働き手が増えると絶対避けられない問題だよね

①周りも別居婚(単身赴任)が多い

大学のゼミの友人の結婚式で集まった女友達4名。全員アラサーです。未婚既婚を問わず、皆パートナーがいて、そしてパートナーと別居していて衝撃を受けました。アメリカと東京から、近くて大阪と東京まで。マスコミや金融、メーカーで働く総合職。総合職として職を希望した場合、転勤なしの会社に条件を絞るとかなり選択肢が狭くなります。今のような雇用慣行では、女性が男性と同じように働きたいと考えると、これからも日本では別居婚が増えてきてしまう、そしてある地点で退職する女性も居続けるのではないかと思います。

②なぜこれほど私たちは会社を辞めることを恐れるのか

別居をしてでも仕事を続けたい、そう思うのは、一度辞めてしまうと資格でも持たない限り同じようなポストに戻ることが難しいと思えるから。

"長期雇用保障を重視し、仕事能力に応じた正社員の入れ替えの可能性が小さいことが、日本の大企業の大きな特徴"、"とくに低成長期には、どのような業務にも原則対応できるメンバーシップ型正社員の採用は新卒採用時に限定されており、ジョブ型の業務を行う派遣・パートタイム社員との雇用や賃金面の格差が大きいことが、労働市場の効率性と公平性を損なう要因となっている"。(下記記事より引用)

diamond.jp

この問題は転勤だけではなく、子育てや介護等で一度会社を辞めざるをえなかった人にもあてはまると思います。(もちろん実力ある人や資格を持っている人は、外資系など転職が前提となる労働市場に参入することはできると思いますが。)

労働市場がもっと流動性が高いものになれば、配偶者の転勤による退職、そして転職にそれほど不安にならずにすむのかなと思います。女性の退職だけではなく、女性が海外に転勤になって、男性が退職するというケースも含めて。
d.hatena.ne.jp

”妻はアフリカに赴任が決まり、夫はアラスカで資源開発だ、と言われるかもしれないのです。そうなれば、このふたりはいったいどういう生活を選ぶのでしょう” (上記ブログより引用)

③帯同を理由に退職したくない!そんな制度はあるのか

労働市場流動性、など話がかなり大きくなってしまいました。他には、自分の会社に配偶者の転勤にあたって休業を認める制度があると、退職せずにすみます。

「配偶者転勤休業制度」とは? - 『日本の人事部』

国家公務員や大手の企業で導入されているそうです。上記記事によれば、P&Gでは、休業ではなく配偶者と同じ場所への配置転換を希望する制度もあるようで、すすんでいますね。女性の離職率を下げるためにも、導入されるとありがたい制度です。

3.まとめ

結局私は、仕事を理由にしばらく別居婚を続けたのち、退職して駐在妻になりました。

これまでの日本の雇用慣行(長時間労働&転勤ありのサラリーマンと専業主婦前提)であれば、転勤や子育て等が理由で退職せざるをえない人(主に女性)は今後も出てきてしまうのではないかと思います。一方で、共働き世帯は増加しているし、「働き方改革」なども言われているので、だんだんと変わっていくのかな?

少し複雑な気分で帯同したバンコクでしたが、せっかくの機会なので楽しもうと思います!!

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こうなればタイを楽しむ所存。で、マンゴーかき氷!マンゴーのおいしい季節です。